勝手にレビュー7 : B'zの3rdミニアルバム『MARS』
B’z『MARS』1991年5月29日
1. 孤独のRunaway 3 / 5 点
今までの暮らしを思い切って捨て、新たな環境に飛び込んでいく、って感じの曲。さっき垂れ流していた語りは、このための伏線です。
大学時代に出会った教授は、ラジオから流れてくるこの曲を聴きながら学者としての道を選んだと語っていて、それが僕には印象深いエピソードです。関係ない人からすれば「なんのこっちゃいな」ですね。
後に『パール盤』で再アレンジ。そっちのほうが好みです。
2. Mars 1 / 5 点
1分半の間、稲葉が謎の語りをするだけ。尺つなぎ。
3. Loving All Night 〜Octopus Style〜 3 / 5 点
2ndアルバム収録『LOVING ALL NIGHT』のほぼ全英詞アレンジ。ラストサビだけ日本語。
ハードロック色が強まることで、欲望渦巻くダークな雰囲気が濃くなっています。原曲より断然かっこいい。
4. Love & Chain 〜Godzilla Style〜 3 / 5 点
3rdアルバム収録『LOVE & CHAIN』の全英詞アレンジ。途中で日本語の語りが入る。
こちらもハードロック寄りの仕上げ。親に束縛されて育った人間はパートナーにも同じことをしてしまい、見捨てられるって内容の歌詞に変わっている。たぶん。蛙の子は蛙。
5. LADY NAVIGATION 〜Cookie & Car stereo Style〜 3 / 5曲
シングル曲『LADY NAVIGATION』の全英詞アレンジ。原曲よりほんの少しテンポが速いか?
やはりハードロックな修正。後に、この全英詞バージョンが7thアルバムでさらに面白いアレンジをされることになる。
総評 : 2 / 5 点
個々の曲の完成度はそこそこ良いはずなんですが、アルバム全体として見た場合、毒にも薬にもならない、いつの間にか演奏が終わっていた作品という印象になってしまいます。
理由 :
- 劇的にアレンジされているとはいえ、既存曲が3/5を占めているから(しかも新曲のうち1つは小曲)。
- 大半が英語だからド低脳の僕は歌詞カードを熟読しないと意味を理解できないが、それをやるのは面倒なので結局は聞き流してしまっているから。